生産から出荷まで
- 1.
ネットを一面に敷いて、銀杏を落とします
樹の下にネットを敷きます
あれ?落ちている実を拾うんじゃないんだ…(驚)自然に落ちたぎんなんを拾うものだと思い込んでいました!
落ちた実は、もう古いので品質がよくないそうです。知らなかった…。
こうやってネットを敷いて、ぎんなんを落としていきます。 - 2.
立派な大木!高いところはハシゴを使います
枝から実を落とします
長い棒の先に引っ掛ける金具がついたもので、樹を揺すります。ボトボトボト…
とぎんなんが上から落ちてきます。
「気ぃつけんと、触ったらかぶれるゾ。」 - 3.
この扇風機で葉っぱを飛ばします
実を拾い集めて、葉と実を分けます
落とした実には葉っぱも一緒についています。
そこで、このような扇風機にかけて、葉っぱを飛ばして実だけにします。 - 4.
オレンジ色の実の中の硬い殻に守られた胚乳がぎんなんです
さぁ、ここからが大変!
ぎんなんが、カゴいっぱいになりました。「こっからが大変だよ~。」
そう、あのヒスイ色の美味しいぎんなんは、この肉質化した外皮の中にあるのです。
この果肉(?)を取り除く作業に入ります。 - 5.
機械がまわって、果肉が砕かれていきます
実を砕いて、果肉と中身を分けます。
ぎんなんを、機械に投入!
刃が回って、果肉が砕かれています。ゴゥンゴゥンという機械の音と一緒に、
ぎんなん特有の匂いが立ち込めます。
服にも髪にも匂いが染み込みそう…と心配になるくらいの匂いです。 - 6.
とにかく強烈!!な匂いが立ち込めます
「ちょっと、飛ぶかもしれんで気ぃつけて。」
農家さんに言われた直後、
ドシャドシャ~ッ
と、砕いたぎんなんが下から出てきました。写真ではお伝えできないのが残念(?)ですが、とにかく匂いが強烈です。
ちなみに、この強烈な匂いのせいで、タヌキやネズミなどはぎんなんを敬遠するそうですが、アライグマは平気で食べるそうですよ。 - 7.
この機械で前後に揺すられ、砕かれた果肉が下に落ちます
果肉を振り落とします
この砕いたぎんなんを揺すり、果肉を振り落とします。
- 8.
おばあちゃんがプロの目でチェックします。
チェック!!
念入りにチェックしながら、中身のぎんなんを取り集めます。
- 9.
水に入れ、浮いてしまうものは品質が悪いぎんなんなので、取り除きます
水で洗います
水の中に入れて洗います。
このとき、水に浮いてしまうものは品質が良くないので、ザルで取り除きます。(比重選別) - 10.
磨き粉をかけているところ。もちろん健康に問題ありません。
さらに磨きます!!
えー 磨いているんだ!!と驚いた私。磨き粉で磨いて、こんなにキレイになるんですね~
ほんと驚くほど手がかかってます。 - 11.
ぎんなんを平らに敷いて乾燥させます
乾かして・・・
陰干して乾燥させます。
天気が悪いときは乾燥機や扇風機にかけて乾かします。 - 12.
この機械により、サイズ別に分けられます
サイズ別の階級に分けます
大きいのや小さいの、色々なサイズの種子があるので、これらを分けます。
ザラザラザラーッと銀杏を機械に入れると、それぞれのサイズの穴の上を通過し、選別されます。 - 13.
「ようやく箱に詰めれるよ」
箱に詰めて計量します
箱に詰めます。
ここまでの加工過程を経て、皆さまにお目にかかる姿になります! - 14.
『日本一の銀杏産地より、大粒で良質なぎんなんをお届けします』
祖父江町は生産量全国一の銀杏産地で、山崎地区を中心に樹齢百数祖父江町のぎんなんは、丸型でしかも大粒なのが特徴。東京の一流料亭などに出荷されています。
特有の香りとほろ苦さは、秋の味覚としてぜひ味わいたいものです。
むき実をホイルで焼き、醤油を少しかけるだけで、もちっとした食感と甘さに感激しますヨ。