ぎんなんに含まれている主な栄養素
ぎんなん100gあたり(五訂日本食品標準成分表より抜粋)
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βカロテン
260μg感染予防の働きをもつ。 β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きのほかに、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあることが分かってきている。
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パントテン酸
0.97mg免疫力を高め、善玉コレステロールを増やし、心臓、血管の病気の予防にも。パントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する重要な役割をする。また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係している。これらのことから、皮膚や粘膜の健康維持を保つことにもつながる。
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ビタミンC
20mg秋から冬の風邪の予防に。ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというタンパク質をつくるのに不可欠。これにより皮膚や粘膜の健康維持に役立つ。また、いろいろなストレスへの抵抗力を強める働きのほか、鉄の吸収をよくする働きもある。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することが期待できる。
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カリウム
580mg調理で損失しにくい。高血圧の予防、肝臓の老廃物の排せつ、筋肉の働きを高める カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定した良い体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っている。ナトリウムはとり過ぎると高血圧の一因になるが、その一方でカリウムは血圧を下げる働きがある。